2022-12-22(木)

医者の前に座って「うーん、なんでしょうね」と言われる。落胆する医者にかける言葉はない。採血しても何も出ないとわかりながら採血する。「どちらの腕で採血しますか?」と聞かれ、パチパチと肩のスナップボタンを外して、左腕を出すと、看護師さんが褒める。ツイッターで見たやつだ。わたしの血管は埋もれているので、下手な人にあたると、何度もやり直しされたりするのだけど、慣れた手つきで刺された針から管を通って、血が溜まっていった。いまだに針を刺す瞬間を見ることができない。

フリースとダウンの組み合わせは思った以上に暑く、歩いているとフリースだけで十分だった。医者は「痛いときは無理して食べないほうが胃が休まりますから」と言っていた。そうは言っても腹は減るのでコンビニで豚汁を買う。クリスマスイブは友だちとお笑いライブ見て、プレゼント交換する予定だったけど、行けそうにないので断った。クリスマスから連想されるさまざまなおいしいものをなにひとつ食べることができないし、クリスマスらしいことはなにひとつせず、たぶん終わる。いつまで寝込んでるんだろうな。

上司から「理由をわかる範囲で教えてください」って言われて、配慮がなさすぎて、悲しくなっちゃうよ。「もし」とついてるだけで印象はちがうし、つけてるくらいのつもりなのかもしれないけど、わたしに読めるのは文字通りの意味だから。すべての疾患に理由があるとでも思ってんのか。こういうセンシティブな聞き方、だれも傷つかないようにマニュアル化しておいてほしい。わたしもほしいし。

冬至には冬至らしいことのひとつくらい書きたかったな。冬至ということばが美しいから。