2022-12-30(金)

朝目覚めると、磯崎新の訃報が流れていた。お昼頃もう一度起きると、日本のさまざまなメディアが報じていて、ああどうやらほんとなんだと思った。生きている丹下健三は知らなかったし、知ったときにはすでに歴史上の人物みたいなものだった。ふと本を読んでると「磯崎新」という文字が出てきて、その本発行年を見ていつから活躍しているのか時間の感覚が歪む。こないだ人と話していて「磯崎新ってまだ生きてるの?」って話をつい数ヶ月前にしたくらいだった。時空が歪むほど生きるレジェンドだった。

高円寺のまちに買い物に行く。年末の、クリスマスが終わった頃、1228日くらいから1231日くらいのあいだの東京の空気が好きだ。ゆるくほどけていくような肩の荷が降りた感じ。正月はお祝いムードがすぎるけど、年末の特に意味なく厳かになっていく空気が好き。食材を買いに出ると、高級食材ばかりでなにを食べればいいのかわからなくなってしまった。食べてもいいのだけど、食べてもしょうがないとどこかで思っている。白菜と菜の花と味噌を買った。

アダムス・ファミリー』をみて、途中で昼寝する。夜眠れないので昼眠い。昼は眠れる。夜眠れないぶん、昼の昼寝はぐっすりの眠れて気持ちいい。なにかをやろうとすると具合がわるくなるので積極的になにもしないができる。なにもしないは得意だ。

夕飯を食べながら聴き逃していた、きんに君ゲスト回の三四郎ANN0を聴く。おもしろすぎる。『アダムス・ファミリー』の続きもみる。