2023-2-2(木)

言葉にならない言葉が、言葉になる前にからだのなかにたまっていく感覚がこのところあって、だけれどそれを日記という形でむりやりかたちにするのもちがう気がして、自分がどうしたいのかを待っていた。ふとジャーナリング用のノートブックの存在を思い出して、鉛筆で日付を書いて文字を書いた。いま必要だったのは、こういう言葉にならない言葉がなんだったのか、それを自分で探って受け止めることだった。いやだいやだいやだ。こわいこわいこわい。そういうものをぜんぶいったん見ること。なにがいやなのか、なにがこわいのか、まだわからないこともあるけれど、いやなこととこわいことがあることがわかってよかった。

毎日時間があって、元気も出てきたので、外出したいと思うけど、いざ外に出ようと思うと「したくない」気持ちが勝つ。そうか、いまはしたくないのねと、とりあえず家にいることにする。積読のタワーが一冊抜き出して読んで、昼寝した。起きて料理をして食べた。お風呂を沸かす。最後のクナイプのバスソルトを使い切ってしまった。いまのわたしにはもう贅沢品だった。カモミールの香りに包まれながら、手作りのジンジャーシロップで、ホットジンジャーを飲んだ。しあわせだと思った。