2023-2-12(日)

朝も寝て、昼も寝て、夕方少し起きて、夜も寝る。雪が降ったのはもっとずっと前に感じる。折坂悠太を聴きながら外に出る。外に出てすぐヒートテックにニットにダウンジャケットを着ていることに後悔する。風がぬるい。もう寒くなってもいい時間なのにあたたかい。日が延びた。この交差点の道路を挟んでみる景色が好きだ。時間も季節もここで感じている。駅のほうまで歩いて、『違国日記』の新刊を手に取る。ひさしぶりに本屋にきたので、店内を歩く。目ぼしい本は見つけたくないのだけど。無事に店内を通過して、本をレジへ届けた。すこし散歩したいと思って、遠回りをする。お店の前を通過するときれいなおねえさんが流暢な英語を話しながら、おいしそうにタバコを吸っていた。人気のパン屋の前を通ると、カップルが店内を覗いている。わたしはまだ折坂悠太を聴いている。目ぼしい本は見つからなかったのではなく、目ぼしい本がわからなくなっている。しずかな毎日。