2023-1-16(月)

夢の中の世界の照度はいつも暗い。暗いのに夢だと気づかない。この世界に違和感を持っているのにわたしは夢を夢だと気づくことができない。明晰夢というのを見ることができなくて、ただ再生されたテープのように、その世界を受け入れることしかできない。その世界はいつも暗い。いつか明るい照度の夢が見たい。日の当たる夢が見たい。

youtubeでたまたま『いい会社の選び方』を観ていた。

https://youtu.be/mptKm8lHpPE

自分はいかに社会のことを何も知らずまま社会に出たんだろうと思う。大企業と呼ばれる会社がなにをしているのかあまりよくわかっていない。日本の年功序列的なモデルはほぼ共産主義と動画内で評されていたけれど、このモデルで成り立つ企業が多く存在していれば、改革は必要ないし、その改革は給与面だけではなく、カルチャーも変わらないわけで、不遇な立場はいつまでも不遇なままだ。

 

いまこうして自分が体調を崩していることになにか直接的なあきらかな原因があったわけではない。とにかくある時期突然だめになった。なにがどれがストレスなのかわからないけど、とにかくだめになった。わたしは中小企業に属しているけど、給料も高くないわりに会社への忠誠心を求められるし、ほんとはクリエイティビティを評価しなくてはいけないのに、数字を評価する殺伐としたところになっている。経営者が社会も会社も市場も正しく理解することができないので、不毛な自画自賛で商品が死んでいく。そのことに毎日絶望しているのに辞める勇気さえない自分にどんどん絶望していく。そのうち惰性にまわすようになる。惰性でまわしていても罪悪感はない。だってここがおかしいのだから。なにも感じ取らないようにしていた。限界だとわかっているのに。それでついにだめになったのだと思った。全部が蓄積していた。会社にも自分にも嫌悪していた。もうわかっている、あの会社に戻る選択肢はない。